ソノサキ【山田孝之・菅田将暉の気になる疑問SP・ケバブについての謎に迫る】

2018年7月24日放送のソノサキでは山田孝之・菅田将暉が登場、今、気になっていることとして【僕たちはまだケバブのことを何も知らない】と答え、身近にはあるものの、実は私たちが知らないケバブについての謎に迫った。 

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そんなわけでやってきたのは渋谷にあるトルコ料理店【ケバブカフェ】。お店に入るとそこにはケバブ屋さんでよく見かける巨大なお肉の塊が！しかしトルコ人の店員さん曰く「実はいろんなケバブがある。その全部を合わせてケバブという」。そう、実はケバブとはトルコ語で【肉を焼く料理】の総称のこと、そのため、私たちがケバブと聞いてよく思い浮かべる大きなお肉を回転させて焼き、そぎ落としていく料理は【ドネルケバブ】（ドネルとは回転を意味する）と呼ぶのだそう。ドネルケバブは野菜と共にパンにはさんで食べるのが一般的である。肉自体はお店によって牛肉や鶏肉、羊肉とその肉の種類は様々であるという。お肉に串をさしてバーベキューのように焼いていただく料理は【シシケバブ】と呼ぶ（シシとは串の意味）。他にも羊肉と牛肉を合わせてできた日本でいうつくねのような肉を串でさしてやいた【アダナケバブ】など様々なケバブがあるのだ。

最近ではケバブは身近な存在となってきているが、日本にケバブが浸透するきっかけとなったのは2002年に行われたワールドカップ日韓大会だという。このW杯で日本が決勝トーナメントでトルコと対戦し、トルコ代表選手であったイルハン・マンスズが日本でそのイケメンぶりが注目され、イルハンの写真集が発売されるなどしたが、これがきっかけとなり、イルハン選手の母国であるトルコの文化に注目する女性が急増し、ケバブの認知度が急激にあがったのではないかという。ちなみにイルハン選手はというと、その後フィギュアスケート選手へと転身し、現在はオリンピック出場を目指すべく練習に明け暮れているというからこちらも驚きである。

ドネルケバブの際に使用する巨大な肉のかたまりはどうやって作るのかであるが、まずは大量の牛ひき肉と牛のスライス肉を用意する。その量は大体あわせて10キロぐらいだという。ひき肉の方にはあらかじめ塩・コショウ・にんにくなどで下味をつけておく。まずはひき肉を大きなハンバーグのように固め、シシ（串）に通す。そしてその上に牛肉のスライスを重ねる。あとはこれをひたすらこれを繰り返すだけ。お店によってはスライス肉だけを重ねるところもあるというが、このお店ではひき肉とスライス肉を重ねること、14段！重さ10キロの巨大な肉タワーが完成。これを専用の機械で焼くと約10分で表面が焼きあがり、これをそぎおとしていただくことができる。

表面が焼けるたびにそぎ落とされるケバブは、次から次へと焼かれてかなり細くなるのだが、余すことなく焼いていくのだというが、実は中心に部分に残ったお肉の部分に肉汁が浸透するため、中心に近い部分こそが全ての肉の旨味が凝縮されて一番おいしいのだという。トルコ人ならだいたい知っているといい、肉が細くなったころを見計らって来店するトルコ人客までいるのだという。

もし機会があるようであればぜひ中心部分のお肉のケバブを食べてみたいと思うVTRであった。