ZIPアレナニ？【ニューヒーロー乾貴士選手！W杯で世界を驚愕させたその理由に迫る！】

ワールドカップ決勝トーナメントでのベルギー戦にて惜しくも敗れてしまった日本であるが、今回のロシアW杯にて日本のニューヒーローと称される乾貴士選手（30）がなぜ世界を驚かすことができたのか、2018年7月3日放送のZIPアレナニでは特集した。

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昨日行われたベルギー戦にて美しい無回転シュートを決めた乾貴士選手。セネガル戦に続き、今回のワールドカップで２得点をきめたニューヒーロー。街頭インタビューでも「ヒーローは乾選手！」「日本やるなというのを見せつけてくれた」などと乾選手を称える声が多くあがっていたが、その衝撃は海を越えた海外でも。イタリア・ユーロスポーツでは【乾のプレーはまるでキャプテン翼のようだった】、イギリス・BBCは【乾は日本にとって輝ける存在だった】などと伝え、昨日のベルギー戦における乾選手の活躍について、イギリス・インディペンデント紙は【彼の才能が凝縮されたスーパーゴール】、スペイン・マルカ紙は【ダイナミックなプレーで試合の中心人物だった】などと世界各国で乾選手は取り上げられている。今回の試合における乾選手のゴールはもちろん、そのプレーにも注目が集まっている。

乾選手はなぜ世界を驚かせることができたのか？一つ目として、その超絶テクニックが挙げられる。乾選手が滋賀県・野州高校に在籍していた当時の2006年全国高校サッカー選手権の映像が流れたが、野洲高校のサッカーはセクシーフットボールと言われるほどパスを駆使した高いテクニックを必要とするサッカーであった。ヒールでボールを後ろに回すなど、その華麗なボールさばきをプロになってからも磨き続けた結果、あのベルギー戦での芸術的なゴールが生まれたともいえそうだ。２つ目の理由としては強靭なフィジカル。高校卒業後Jリーグからドイツリーグを経てスペインリーグへと舞台を移した乾選手。海外でプレーをする中でそれまで持っていたテクニックだけでは海外の大きな選手には通用しないため、身体の強さを磨いたという。乾選手は身長169センチとサッカー選手としては小柄な体格ながらも、ベルギー戦においても、海外の大きな選手相手に当たり負けしないプレーを披露していた。そして３つ目の理由はワールドカップへの強い想い。ベルギー戦の後には涙を見せた乾選手であったが、その裏には誰も知らなかったある事実が隠されているという。ワールドカップ直前の今年5月、練習中に右太ももを負傷し、手術が必要と宣告されていたというが、夢にまでみたワールドカップ出場のため、手術せずに治す方法を模索した。セネガル戦で決めたW杯初ゴールは怪我をしていた右足で決めたものであった。ベルギー戦後「若い世代に次こそはベスト８に行ってもらえるように応援していきたい」と述べていた乾選手。今回の大会では大きな感動と驚きを与えてくれた乾選手の活躍に今後とも期待したい。