おもしろ学芸員 宮田真也が「世界で最も美しい恐竜の化石」を紹介

2018年6月5日に放送された「マツコの知らない世界」に、以前同番組出演して話題となったおもしろ学芸員 宮田真也さんが出演し、化石の世界について力説した。

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宮田真也さんは城西大学・大石化石ギャラリーで学芸員をしている化石博士で現在32歳。小学4年生の時に恐竜クラブに参加し11歳の時に初めて化石を発見。それをきっかけにして化石に興味をもつようになった。その後18歳の時に遺跡調査のバイトを開始。28歳の時には博士号をとり、大学で地学教員となった。そんな宮田さんが化石について熱く語ってくれた。

＜化石とは？＞

1万年以上前の遺体と痕跡(足跡やフン)のことである。

＜時代を代表するメジャーな化石＞

・古生代(5億4100万年前～2億5100万年前)：三葉虫
・中生代(2億5100万年前～6600万年前)：アンモナイト、恐竜
・新生代(6600万年前～現代)：マンモス、スミロドン

中生代の頃からほ乳類はいたが、ほ乳類が巨大化したのは恐竜全滅後である。

＜化石の魅力とは？＞

化石から1億円以上前に生きていた生物や動物からのメッセージを受け取ることができる。
その例として宮田さんがスタジオにもってきたのが、ヘリコプロンとメガドロン(共に古代ザメ)の歯の化石。この化石を見ることによって、古代ザメの外観を知る手掛かりとなったそうだ。なお、メガドロンの大きさは20m。大型バス2台分の大きさがあった。

＜日本は世界屈指の化石天国＞

地方だけではなく東京都でも化石はたくさん発見されている。例えば、多摩川では約140万年前の地層が露出し貝やカニの化石が発見された。また長崎県では体長10m程度あったと推定されるティラノサウルスの歯が発見された。

＜化石は購入することができる＞

化石は紀伊国屋書店等で購入することができる。
その価格は以下の通り。

・マンモスの体毛：1500円
・オウムガイ：1万8000円
・異常巻きアンモナイト：7万5千円
・三葉虫：20万円
・ティラノサウルスの歯：80万円
・アンモライト(アンモナイトが地層中の温度や圧力の影響で虹色に輝く宝石に変化したもの)：300万円

＜世界で最も美しい恐竜の化石が2017年にカナダで発掘＞

2017年にカナダで世界で最も美しい恐竜の化石が発掘された。その化石とは「ボレアロペルタ」という恐竜の化石。通常恐竜の化石は骨以外の部分が残っていない状況で発見されるが、この化石は肌の質感が伝わるような状態で発見された。さすがの宮田さんも大興奮。食い入るようにこの化石をみていた。

以上が宮田さんが紹介した化石の神秘。いかがだっただろうか？

なお、宮田さんがテレビに出演し、城西大学・大石化石ギャラリーの知名度が高まったことで、1日あたりの集客人数が0人ということがなくなったそうだ。宮田さんに会いたい方は城西大学・大石化石ギャラリーまで足を運んでみてはいかがだろうか？