「金スマ」で紹介　世界が注目するダウン症の天才書家「金澤翔子」とは

2018年6月1日の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で、世界が注目するダウン症の天才書家 金澤翔子さんが紹介された。

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金澤翔子さんはダウン症でありながら、その才能を母とニ人三脚で磨き日本を代表する書家に成長した人物だ。その「独特の感性」と「邪念のない心」で書かれた文字はなぜか人の心を惹きつける不思議な力をもっており、書によってたくさんに人に勇気や感動を与えてきた。2017年9月には「上野の森美術館」で個展を開催。9日間で4万人が来場し、大成功をおさめた。

翔子さんが注目を集めるもう一つの理由は、ダウン症の人には難しいと言われることに挑戦し、成果をあげていることにある。その一つが3年程前から始めた一人暮らし。入居当時こそポストの暗証番号を忘れ開けられなくなったり、電気にお金がかかることを理解できずに料金未払いで電気が止められてしまったりとトラブルが続いたが、自炊や家具の組み立て等、翔子さんはみるみる成長し、見事に一人で暮すことに成功している。

そして一人暮らしから3年、翔子さんは今年2018年1月に新たな挑戦をすることになる。これまでは母親が翔子さんが書を書くのをそばでサポートしていたが、1月からは飛行機による移動も含めて一人で筆を持って遠征先まで書きに行くという作業に挑戦している。この挑戦は母親が他界した後も翔子さんが書家として生き続けていけるようにと考えた母親の決心のあらわれだった。

その挑戦が試されたのが、2018年1月29日に三越で行われた翔子さんが初めて一人で「吉祥」という文字を書くことを披露したイベント。墨をつける量が少なく一筆目がかすれるというミスをおかしてしまったが、その後は順調。一人で書家をつとめることに成功した。

また5月19日に宮城県松島にある国宝「瑞巌寺」で行われたイベントでは、紙がよれるというトラブルにあいながらも見事ノーミスで書を完成させた。翔子さんの一人立ちへの道は明るい。