ZIP【インフルエンザ流行中！最新対策を徹底調査！】

2019年1月18日放送のZIP ハテナビでは、東京都で発表されたインフルエンザ流行警報を受けて、最新のインフルエンザ対策を徹底調査、お医者さん自身も採用している対策法など、猛威を振るうインフルエンザから身を守るべき対処法を紹介した。

まず現在、新しいインフルエンザ対策法として注目を集めているのが【歯磨き】！インフルエンザウイルスはのどや鼻から侵入し、粘膜へと付着、細胞内に侵入して増殖をすることで激しい症状が出る。そのため口内が不潔だとウイルスが増えやすくなるため、歯磨きで予防することが可能なのだという。インフルエンザ対策に詳しい池袋大谷クリニックの大谷義夫医師に話を伺うと「歯磨きをしっかりすることによってインフルエンザの発症が10分の1になったというデータもある」と語る。毎食後の歯磨きと朝・夜寝る前の1日5回磨くのがおすすめだそう。そしてうがいの仕方にもポイントが。ウイルスや口の汚れを喉の奥に入れてしまわないように、まずは口をすすぎ、そのあとに喉奥のうがいをするということが重要だとか。水を飲んでいきなりガラガラと喉でうがいをするという方も多いかもしれないが、まずは口をゆすいで口の汚れをしっかり吐き出したのちに喉のうがいをすることが大切だそう。

続いてはお医者さんも実践するプロのインフルエンザ対策を病院でチェック！先生は患者さんが出ていくとすぐにお茶を一口、診察が終わるたびにお茶を飲んでいる。そう、この【緑茶を飲む】こまめに喉をうるおすこともインフルエンザ対策に有効なのだ！喉には線毛という細かい毛があり粘膜に付着するインフルエンザウイルスを外に押し出す役割があるのだというが、その線毛は乾燥してしまうと活動が低下してしまうため、喉の乾燥を防ぐことは免疫を上げることにつながるのだという。線毛の運動を活発化させる水分補給なので水でも十分有効だというが、カテキンの殺菌効果もあるため緑茶が特におすすめだという。しかし、うがいではなく飲んでしまうことでウイルスが体内に入り込んでしまうのではないか？実はウイルスは胃の中に入れば胃酸で消化されるため何の問題もないのだという。むしろ粘膜にとどまらせず胃でウイルスが死滅させることができるのだという。

続いて先生のお宅でも対策を見せていただけるということで伺うことにしたのだが、「では参りましょう」と言ってマスクを外す先生の手元にもある特徴が！小指一本で耳にかかったゴムをはずし、そのまま、マスクに触れることなくその一本の指で右から左へとマスクを外したのだ。実は口元を覆うマスクの表面にはウイルスが付着しているためマスク表面に手が触れるとウイルスが手についてしまうのだという。そこで小指一本だけを使いゴムをはずし、マスクの表面を触らずマスクを外し、すぐにゴミ箱へと捨てることが重要なのだという。先生はせき込んでいる方（患者）がいれば飛沫ウイルスがついているためマスクを替え、多い時だと1日で20枚ものマスクを使うのだという。

続いてご自宅にお伺いするとさらに細やかな対策が。ドアノブを持つ手に注目すると、手の腹でドアノブの端を動かし、指先はドアに触れていないのだ。最新の研究ではインフルエンザウイルスは衣服の上は8時間、金属・プラスチックの上では24時間生存しているということがわかったそうだ。そのため、口元を触りがちな指先で金属やプラスチックに触れないことが重要なのだという。

そして食事も勿論大切だ。大谷医師はキノコたっぷりの鍋を食べるそうで、ポイントはマイタケ！マイタケには免疫バランスを整えるビタミンDが豊富に含まれインフルエンザ予防に有効だとか。マイタケと好みの具材を一緒に煮込み疲労回復にも効果があるレモンを乗せればでビタミンCも一緒にとれて一石二鳥。最後にレモンを乗せることでビタミンCもさほど分解されずにいただくことができ食事からもインフルエンザを対策できる。

1月から2月はインフルエンザが一番の猛威を振るう時期。自分で簡単にできるこれらの対策を取り入れ、健康に冬を乗り切っていきたい、そんな特集であった。